イラストのご依頼方法
初めてイラストをご依頼される方はどうやって依頼すればいいのか分からない方が多いと思います。あくまでも私の場合ですが、ご依頼方法をお伝えしたいと思います。
まず、何を作成するのかを伝えて下さい。
例えば、ホームページに載せるイラストを描いてほしい、お店のメニューで使うイラストを描いてほしい、看板のイラストを描いてほしいなど。
私もデザインの勉強をするまで知らなかったのですが、印刷して使用するものとホームページやSNSなど印刷せずにデバイスで使用するものは色の出力方法が異なります。
私たちが普段見ている色は複数の色を混ぜ合わせる混色によって表現されています。デバイスで見る色は光の三原色である「R(赤)G(緑)B(青)」が使用され、色を重ねていくほど明るくなり、全てを重ねると白くなります。印刷で見る色は「C(シアン)M(マゼンタ)Y(イエロー)K(ブラック)」が使用され、色を混ぜるほど暗くなり、CMYを混ぜると黒になると言われています。
RGBの方が色の表現が多く、CMYKではカバーできない領域があります。
ですので、最初に何を作成するのかお伝えいただくことはとても大切です。
もしもホームページと印刷物両方で使用したいという場合は印刷物の方が暗く見えてしまいます。
次に、サイズをお伝えください。
こちらも最初にA4サイズで伝えていたのに、後からA0サイズに変更したいと言われても最初から作り直しになる場合があります。
小さいものを大きく引き伸ばすとぼやけてしまいますよね?
最初から正しいサイズで作成しないとキレイな画像を作成するのは難しいです。。
そしていよいよ次に描いて欲しい内容をお伝えください。
例えば、建物のイラスト、建物のイラストなら外観全部入るように描いてほしい、
食べ物のイラスト、ケーキと紅茶を描いてほしい、犬のイラスト、寝ている犬のイラストを描いてほしいなど。
そして、できれば描いて欲しい内容の画像をご準備いただければとても嬉しいです。
よく、建物のイラストに年配の夫婦を描いてほしいなどリクエストをいただくのですが、実はイラストを描いている時間より、資料を探している時間の方が多く使っていたりします。建物と人物を描いてほしいのなら実際の建物に人物が立っているお写真をお送りいただけると構図も分かりやすく大変描きやすいです。また、外観全部を描いてほしいのなら、外観が全部映ったお写真をお送りください。
とはいえ、写真がないからイラストにしてほしいという場合も多いと思いますので、その際はもちろん描かせていただくのですが、できればご準備いただけると嬉しいという私の希望でした…(><)
その後、修正があれば修正をさせていただき、OKをいただきましたら納品をさせていただきます。
ここで、納品データ形式のご希望をお伝え下さい。
納品データも何にすればいいか分からないというお客さまがほとんどです。
主に下記の種類が一般的です。
・ai Adobe Illustrator形式のデータのこと。aiデータは点の座標やそれらを結ぶ線などの描画情報を含んでおり(ベクター画像)どれだけ拡大しても荒れることがありません。ロゴに使用されるときはこちらを選ばれるのが一般的です。ただし、Adobeを契約していないとデータの中身を確認することができません。
・jpeg 画像データの保存では最も一般的な形式。画素数が多く写真もこの形式になります。
・png 画像ファイル形式のひとつ。インターネットを中心に普及しています。透明色が利用できるので、背景を透過したい場合にも使用できる。ただし、jpegよりファイルサイズが大きくなります。
・psd 画像編集やデザイン作成の過程で編集中のファイル保存に使用される。チラシなどの印刷データで使用する場合にも適しています。WebやSNSへの投稿にはjpegやpngへの変換が必要。
・PDF OSなどの環境の違いにも影響を受けず、どのコンピュータでも同じ状態で文書やイラストの内容が確認・印刷できるのが特徴。印刷物の入稿データとして、aiを持っていなくても入稿できます。
イラストのご依頼の場合はjpegとPDFでお送りすることが多いです。
分からない場合は遠慮なくご相談下さい!
とてもざっくりですがこんな形でやり取りをさせていただきますので、是非お気軽にご依頼ください。お待ちしています(o^^o)